「なかなか入れ歯が合わない」「入れ歯に違和感がある」「入れ歯の見た目が気になる」「入れ歯が痛い」「歯がボロボロで入れ歯になりそう」と、お口の中のお悩みは様々だと思います。
当院は、ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)を医療先進国ドイツから日本に初めて紹介した元日本歯科大学教授である稲葉繁先生(東京の稲葉歯科医院)の元で研修しており、義歯(入れ歯)の専門的な治療をできる技術を有しています。
このドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)を患者様に提供している歯科医院は関西地方では非常に少なく、和歌山県では当院のみであります。
したがって、和歌山のみならず大阪からも多くの患者様に、このドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)のような品質の高い入れ歯を探しに来院して頂いております。
医療先進国ドイツで120年以上も歴史のある、部分入れ歯の技術です。
金属のバネを使わず、残っている歯を金属の冠でコーティングし、その上に入れ歯を被いかぶせるという部分入れ歯です。
そのため、残りの歯を守りながら長く使用して頂くことができます。
当院は多くの種類の入れ歯を取り扱っていますが、もっとも自信をもっておすすめできる質の高い入れ歯であります。
高度な技術を要するため、おこなっている歯科医院も非常に少ないですが、院長はこの技術を得意としており、患者さまにご好評いただいております。
●テレスコープシステムの種類
<リーゲルテレスコープ>
残っている歯がぐらぐらしていたり、歯の神経がない場合に用いる入れ歯です。
リーゲルとは、かんぬき(閂)を意味し、義歯の内面に小さな鍵が存在するのがこのリーゲルテレスコープの特徴です。この鍵を口腔内で開閉することで入れ歯を脱着します。義歯が入る部分の歯を固定して、鍵穴をつけます。そして義歯の内面の鍵を閉めることで支台歯と一体となった義歯をつくるため、横揺れと縦揺れに強くなり、ほとんど義歯が動くことはありません。そのため支台歯への負担が少なく、違和感を少なくすることができます。この義歯の大きなメリットの1つは残っている歯が神経がないような弱い歯や、歯周病でぐらぐらになってしまった歯でも支台歯にすることができ、歯同士を確実に固定することができます。しかし、この鍵の製作に非常に高い精度が求められるため、テレスコープシステムの中でも熟練の技術を必要とする入れ歯といえます。
※鍵の機能上、リーゲルテレスコープには白金化金(主成分:ゴールド、プラチナ)を使用します。
<コーヌステレスコープ>
残っている歯がしっかりしているが、本数が少ない場合に用いる部分入れ歯です。
入れ歯の固定方法として、二重冠のはめ込み式を用いた入れ歯です。ちょうど、茶筒と蓋のような感じを想像していただくとわかりやすいと思います。
残っている歯に金属のキャップの内冠を被せ、入れ歯側に内冠に適合する外冠を装着し、内冠に外冠をぴったりとはめ込むしくみです。
入れ歯を固定する維持力は内冠と外冠のくさび力によるものです。食事中や会話中には簡単に外れることはありませんが、茶筒の蓋のように、蓋にゆっくりと力を加えると外れるようになっています。当院で行っているコーヌステレスコープは、本場ドイツでの製作方法に基づいて、製作しておりますので、長期的にくさび力(コーヌス効果)が得られるので、長く使って頂けるようになっています。
※内冠と外冠の機能上、コーヌステレスコープには白金化金(主成分:ゴールド、プラチナ)を当院では必ず使用します。
<レジリエンツテレスコープ>
残っている歯が数本しか残っていない場合に用いる入れ歯です。
「歯がぐらぐらで総入れ歯になりそう」「残り数本の歯しかないが、残りの歯を大事にしたい」という方に多く使って頂いております。
残っている歯が少ない場合は、できるだけその歯に負担がかからないようにする必要があります。そのような弱い歯にクラスプ義歯(針金の部分入れ歯)を用いると、歯の喪失を止めるのは難しいことが多いからです。
そのため、残っている歯によって入れ歯を支えるのではなく、粘膜で維持するしくみになっていますので、残っているご自分の歯を長持ちさせることができるメリットがあるのが最大の特徴です。
また、万が一ご自分の歯をすべて失っても、修理して総入れ歯としてそのままご使用して頂けますので、非常に経済的です。
噛む力が、内冠を被せた、残っている歯に伝わるので、歯が1本残っているだけでも総入れ歯とは使用感が違います。このままだと総入れ歯になるかもしれないと不安な患者さまにおすすめです。
今回、様々な部分入れ歯をご紹介させて頂きました。
より詳しいご説明を受けたいという方は、一度当院にお問い合わせください。