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なぜ歯を失ったのか。入れ歯をつくる前に原因を一緒に考えましょう。
入れ歯をつくる際に、気をつけなければいけないポイントがあります。それは「なぜ、その歯を失ってしまったか」という原因を考えることです。
これは入れ歯に限らず、インプラント治療などをする場合も同様です。
虫歯、歯周病等で歯を失う患者さまも多くいらっしゃいますが、実は一カ所に力がかかりすぎた結果、歯を失ってしまったという噛み合わせのアンバランスが原因であるケースも、多いのです。これは噛み合わせの不適合によるものが多ように感じます。
従来の部分入れ歯の場合、歯茎の型取りをして義歯をつくり、失った歯の場所に装着していました。しかし、何か原因があって歯を失ったのに、原因を取り除かなければ、義歯が壊れたり、残りの歯も失うなど、再び同じことが起きることが予想されます。
歯を失った場合、失う場合はなぜ失ったのか。今後他の歯は大丈夫なのか。噛み合わせのバランスを整えながら、歯を補うためにどのような治療を選択するか。といったように考えていくのが長持ちする治療を選択できる1つのポイントになるのではないでしょうか。
噛み合わせ診断を行ってからの、義歯設計をおすすめします。
当院では、噛み合わせの重要性を考え、噛み合わせ診断を行ってからの義歯作製やインプラント治療をおすすめしています。この診断により、噛み合わせ、お口の中全体のことを考えることができます。
なぜ歯を失ったか、今後他の歯を失わないためにはどのような義歯を設計するべきか、どのような噛み合わせが理想的なのか考え、義歯を作製します。
ドイツKAVO社製の咬合器を使用しながらお一人お一人診断し、患者さまの現時点において残っている歯全部を噛み合わせのバランスを評価します。その上で、歯を失った所をどう治療するか、あるいは今後歯を失いそうなところをあらかじめ予測して治療するか等の方針を考えてから、義歯作製に取りかかります。
このように治療プランをご説明し、納得していただいてから治療することが、患者さまにとってよりよい、長く使える義歯をつくることができ、今後歯を失わないようにするポイントです。
噛み合わせ診断の重要性は、義歯治療だけではなく、インプラント治療においても同じことがいえます。
当院にて義歯治療、インプラント治療をする際は、噛み合わせ診断をして全体の評価をしてからの治療をおすすめしています。